家のオプション、本当に必要?安く抑えるためにできること
新築住宅を購入する場合は最初に家の構造・間取り・デザインなどを設計しますが、基本設計が決まったら住宅資金(予算)と相談をしながら各種オプションや設備を選択することになります。
オプションはカタログや住宅展示場で実物を見ながら決めますが、予算を節約するために不要設備を選択しないまたはカットしてもらうことも大切です。
オーダーメイドの注文住宅は設計の自由度が高いので、標準仕様で付いていたとしても不要と思える設備をカットして費用を安くしてもらうことができます。
注文住宅のオプションには魅力的に見えたとしても費用対効果が低くて割高になってしまう設備がいくつか存在するので、新築住宅を設計したりオプションを選ぶ際に注意が必要です。
高額な割に入居後にあまり役に立たない設備・オプションには、スイングダウンウォール・センサーライト・エコカラット・LAN増設、などが挙げられます。
キッチンにスイングダウンウォールを取り付けておくと、片手で高い場所に収納した調味料や調理器具を取り出すことができるので便利です。
新築時にオプションで追加して設置してもらう方法もありますが、スペースがあれば入居後に設備を購入して簡単な工事をして取り付けることも可能です。
センサーライトは人間を感知すると自動的に点灯するので、玄関などに設置することで夜遅くに帰宅して鍵を取り出したり防犯対策に有効です。
このようなライトはホームセンターなどで購入して自分で取り付けることも可能で、ハウスメーカーのオプション料金よりも安い費用で設置することができます。
エコカラットは水分を吸収する機能性素材で作られた壁材で湿度を一定に保つことができますが、高額な費用がかかるうえに壁にピンを刺したりテープなどを貼ることができないというデメリットがあります。
部屋の湿度はエアコンや除湿機・加湿器でも調節ができるので、高額な追加料金を支払ってエコカラットを設置するメリットは少ないでしょう。
最近は一般家庭でインターネットの光回線を設置するケースが増えていて、PCやテレビをインターネットに接続するためのLAN増設のオプションを用意しているハウスメーカーが増えています。
あらかじめ全ての部屋にLAN配線の設備があると便利ですが、高速の光回線サービスに変更する場合は高規格のLANケーブルに交換する必要が生じるため、既存の設備が無駄になってしまう恐れがあります。
光回線工事の際に追加料金を支払えば宅内のLAN増設作業をしてもらえますし、キャンペーンを活用して安い費用でLANケーブルを設置することで節約ができます。
入居後に自宅でLANケーブルを使用する予定がある場合は、ケーブルを通すためのパイプだけを設置してもらう方法もあります。

