予算を抑えたいなら平屋のローコスト住宅がおすすめ!

一般的なハウスメーカーに注文住宅の建築を依頼すると平均坪単価は60~90万円ほどですが、ローコスト住宅メーカーを選択することで30~60万円程度に抑えることができます。
ただしこれらの数字はあくまで平均の坪単価であり、オプションを選択したり地盤改良や地震・台風などの自然災害対策などのために追加費用がかかる場合があります。
一般的にローコスト住宅の平均坪単価は50万円前後ですが、これはほとんどの人が選択する2階建てまたは3階建ての一戸建ての木造住宅における坪単価です。
2階・3階建てにすれば限られた敷地で多くの床面積を得ることができるというメリットがありますが、建物を支えるための柱・壁や階段を設けるためのコストがかかるというデメリットもあります。
予算を節約するために住宅の建築費用を抑えたい方であれば、2階建てではなくて平屋のローコスト住宅を選択する方法もおすすめです。
ちなみに平屋のローコスト住宅の平均坪単価だけを見ると2階建て住宅よりも割高になることがありますが、床面積が3~5割ほど少ないことから全体の建築費用のコストダウンができます。
平屋は建物の床面積が限られてしまうというデメリットがあるものの、2階建て住宅と比較して使い勝手やコストダウンなどの面でいくつかのメリットがあります。
住宅は台風や地震に耐えられる強度が求められているため、2階以上の建物だと階上の部分を支えるために1階部分に多くの柱や壁を設ける必要が生じます。
平屋であれば風や地震の揺れの影響を受けにくく、屋根の部分を支えるだけで済むので、柱や壁に使用する建材を節約することによりコストカットにつながります。
階段が不用なので建物の内部を有効に活用することができ、敷地に余裕があれば広いリビングを設けることも可能です。
平屋を選択すると、家の中の階段がなくなることで高齢者や小さい子供に優しい間取り・設計にすることができるというメリットもあります。
平屋であれば建物を支えるための柱や壁が少なくて済むので、水回りの自由度が高くなるので生活動線を優先して建物を設計することができるという利点もあります。
建物内をバリアフリーにしたり、トイレ・洗面所・キッチンなどの水回りの配置を工夫することで掃除・洗濯などの家事が楽になるような間取りにすることが可能です。
平屋の住宅は単に建築費用のコストダウンに有効であるだけでなく、高齢者に優しいバリアフリー設計や家事などの日常生活がしやすい間取りにしたい方におすすめといえるでしょう。

